ヘアカットを通じて広がる慈善の連鎖
Posted on | 11月 26, 2017 | No Comments
ホームレスのヘアカットをしていた理容師さんの慈善行為に感銘し、理容店をプレゼントした理容店経営者が現れ、慈善行為の連鎖に、地元米国で話題になっている。
ホームレスのカットをしていたのは、米国ペンシルベニア州フィラデルフィア西部に暮らすブレノン・ジョーンズさん(29歳)。11年間理容師として働いていた経験をいかし、しばらく使っていなかったハサミとクシなどが入った理容道具箱を携え路上に。小さな椅子と「ホームレスのためのヘアカットをします」と書かれた黒板を置いてカットを始め、その模様をFacebookでライブ配信した。
するとこの情報が拡散し、同州オゴンツで理容店「Taper’s」を経営する理容師のショーン・ジョンソンさん(44歳)の知るところに。ブレノンさんはショーンさんに「うちの店で働かないか」と誘ったが、ブレノンさんは、ホームレスの人たちのヘアカットを続けていきたいという強い思いからショーンさんの申し出を丁重に断った。
するとブレノンさんはこれからの冬場は路上では寒かろう、と店舗拡大を考えて購入し、改装を終えたばかりの店をプレゼント。
ブレノンさんはその店を2017年11月12日にヘアスタジオ「Phenomenon Perfection」としてオープンした。
毎週月曜日をホームレスの人たちのヘアカットの日に定めて街に繰り出し、髪を切るだけではなくランチや健康診断も提供している。今ではこの活動にショーンさんも加わっている。
なんとも心温まるお話しで、『Philly.com』『FOX 29』『TODAY』などの米メディアで大きく報道された。
画像は、2017年9月18日付Instagramに掲載された写真
*TechinsightJapanに掲載された記事を要約して紹介しました(編集部)
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