髪の特徴を決める遺伝子を特定
Posted on | 4月 3, 2016 | No Comments
白髪やハゲは、遺伝との関係が深いのは昔から知られているが、ゲノム分析で髪の毛の特徴に影響を与える遺伝子が特定された。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームによる。
研究チームによると、毛髪の特徴に影響を与えている18の異なる遺伝子を特定。例えば白髪の遺伝子はメラニン合成酵素の転写に関与するIRF4のエンハンサーの変異による、という。白髪に関してはメラニン色素が何らかの影響を受けて薄くなったり、消滅した結果、白髪になるのは分かっていたが、今回その原因が遺伝子レベルで解明された。
また縮れなど毛の形状に関連する遺伝子はプロテアーゼPRSS53の変異による、という。
この研究成果をもとに今後、ハゲを食い止めたり、白髪化を遅らせたりする技術や治療法の開発につながる、としている。
将来、ヘアカラーメーカー、カツラ・ウイッグ、発毛、植毛などの業者に影響を与える可能性のある研究成果かもしれない。
なお、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンといえば、ノーベル賞受賞者を29人も出している世界でもトップクラスの大学として知られる。
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