「美容室で売れるエステ、ネイル、メイク」
Posted on | 9月 6, 2017 | No Comments
「美容室で売れるエステ、ネイル、メイク」をテーマにしたパネルディスカッションが2017年9月5日が開催され、実際に成果をあげているサロンの経営者らが、成功事例を紹介した。
日本エステティック研究財団の第11回エステティック学術会議で行われた。
パネラーは小林麻由(群馬県前橋市、レディーM美容室)、田島有里(東京都墨田区、ジパングエステルーム)、根本てる子(千葉県我孫子市、美容室エルフ)の3氏。3氏とも全美連のSBS指導講師。
ヘアの専門家である美容師さんの中には「エステ、ネイルは美容師の仕事ではない!」と断言する人もいるが、ヘア、エステ、ネイルのサービスをトータルで提供することで、顧客を固定客化し、高収益をあげることができる。
このトータルビューティサロンに従業できるのは美容師さんに限られる。いくらエステやネイルの技術があっても美容師でなければ従業できないのが現行法である。
そこでトータルビューティサロンを導入するには、確かな技術の習得が前提になる。「中途半端な技術で始めたため、客から敬遠され、信頼を回復するまでが大変だった」と失敗談を語ったのは小林さん。
自身も皮膚が弱いという根本さんは「ヘアカラーやパーマのプロセスタイム、またまつ毛エクステと同時にネイルが施術できる」など幅広い技術メニューがあることの優位性を語った。また料金は「ネイルケアなど1000円程と安価に設定することで導入しやすくしている」。ちなみにネイル料金はケアの1000円から1万程度まで幅広い。
1階が美容室、2階でエステを営業している田島さんは「美容室のお客をエステに誘導している。なかには1日ゆっくりと過ごすお客様もいる」という。また「独自のサロンブランド化粧品、ジパング化粧品も導入し低刺激性で敏感肌のお客様に喜ばれている」と語った。
なお、今回のエステティック学術会議は全美連の実行担当で行われた。
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