「出張理美容」で死亡事故
Posted on | 7月 21, 2017 | No Comments
愛知県東郷町の特別養護老人ホームで「出張理美容」専用車輌に、入所者の60代男性が乗り込む際、自動昇降リフトから車椅子ごと転落し、その後、死亡する事故が起きた、と朝日新聞電子版が2017年7月21日伝えた。
出張理美容業者(30代の男性理容師)の安全対策が不十分だった可能性もあるとみて、愛知県警は業務上過失致死の疑いで慎重に捜査している。
事故が発生したのは6月19日。朝日新聞電子版では、県警への取材をもとに事故発生時の状況を詳しく伝えているが、リフト定員が2名のところ3名が乗っていたことや、ストッパーが不完全だった疑いもあることなどが指摘されている。入所者の男性は約70センチの高さから車椅子ごと転落し、その後7月6日に死亡した、という。
理美容業界の事故といえば、毛染めによるカブレや火傷、切り傷など比較的軽度のものが多いが、今回のような死亡事故は極めて異例。高齢者の増加にともない福祉施設や介護施設への出張理美容に取り組む事業者が増えるなか、安全対策には万全をきすとともに、万が一の場合に備えて保険への加入も必要だろう。
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