必要な来店客数は複数算出
Posted on | 5月 30, 2017 | No Comments
美容室開業の資金調達計画 その6
「サロン規模を決める事業計画の見通しの立て方2」
前回は、売上予測の基本計算式を複数パターンつくって、売り上げの根拠を明確にしてくださいね、というお話しでした。
今回は、必要な来店客数の算出は、複数パターンつくってください、というお話しです。
理美容業での売上の基本算式は
客単価×席数×回転数
です。
もういちど、数式をよくご覧ください。
算式に書き込む、回転数予測は、つきつめてゆくと、オープン後に獲得しなければならない、顧客数が何人かということを予測することにほかならないことがわかります。
客席数は、開業を予定しているサロンの席数によります。
あとは、客単価と回転数。
ここで、より算式の精度をげるために、曜日や時間帯によって場合分けした算式をかいてみられると、事業計画書として説得力がより増します。
たとえば美容室なら、月曜日から金曜日の昼間と、土曜日と日曜日の昼間、土曜日と日曜日の夕方以降となど、客単価は3パターンにわけれらるのではないでしょうか。
それぞれのパターンにおいて、客数×回転数×稼働日数をみてゆくと、月間に必要な来店客数が一目でわかります。
ちなみに、この月間に必要な来店客数がきちんとわかっていれば、その来店客数の獲得が可能な広告計画になっているか、その広告計画を実行する広告費用はどのようにねん出し、かけてゆくか、といった精度の高い見通しにもつながります。
必要な顧客数の算定をして、売上予測をたてるとき、広告計画もあわせてみわたせるようにしておくと、ブレがなくなります。
次回は、「いいときばかりでない」ことうどう計画に含めるか、です。
どうぞお楽しみに!
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中。フリーランス美容師の活動を応援するFrangeGroupも運営 http://frange.link )。
タグ: 夫婦二人で開業する!こだわり美容室, 客単価, 開業資金