商売繁盛は「うまい」「安い」
Posted on | 2月 14, 2017 | No Comments
「うまい」「安い」は商売繁盛の決め手です。なにも飲食店に限ったことではありません。理美容店も、技術がうまくて、安い料金のお店が利用者から選ばれます。理美容や飲食、クリーニングなど生活衛生関連職種の多くが、これに該当します。
飲食、理美容、洗濯など、人々の生活に密着した職業は、自前(セルフ)、あるいは家庭(ホーム)でもできる職種です。ですから「安い」という要素はいつの時代でも、ついてまわります。さらにホームではできない「うまい」が求められます。
飲食業なら立地によって、たとえば若者が多い学生街なら、「うまい」「安い」+「大盛り」、忙しいビジネス街なら「うまい」「安い」+「早い」がポイントになります。「うまい」「安い」+「大盛り」「早い」なら、間違いなく行列ができる繁盛店になるでしょう。
男性の調髪は、今ではさすがにセルフは難しいでしょうが、それでも「うまい」「安い」は重要な要素です。近年、ヘアカットの特化した業態店や、ヘアカット+ヘアカラーに特化した業態店は、「安い」+「早い」で、ビジネス街や都会で急伸しています。政府の外郭団体が行う顧客満足度でも、「安い」「早い」にプラスして「うまい」と、高く評価されています。
消費者が業態店に流れてしまうのも、残念なことですが仕方ありません。飲食業やクリーニング業は新業態の大手業者によって、大きな影響を受け、街の小規模な飲食店は減少し、クリーニング店は取り次ぎ店に取って代わられてしまいました。理美容業でも近年の業態店の伸長をみると、街の個人経営・小規模経営の店が今後も残っていけるのか、危機感を抱かざるを得ません。
かといって、街の理美容店すべてが業態店にとってかわられる、ということはありません。飲食店でもクリーニング店でも数は減ったとはいえ、やり方次第では繁盛している店があります。理美容店でも業態店にない魅力、他店にない技術サービスを提供すれば、消費者から支持される繁盛店になるでしょう。
しかしひと昔前でしたら、理美容師という国家資格を取得し、数年技術と接客の修業をして晴れて一国一城の主として独立すれば、小規模ながらやっていけた理美容業ですが、いまはそうは甘くないのも現実です。
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