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BA東京が「医療と美容」テーマに特別講演

Posted on | 2月 2, 2017 | No Comments

野澤桂子国立がんセンター中央病院アピアランス支援センター長が講演
東京都美容生活衛生同業組合(BA東京、金内光信理事長)は2017年1月27日、東京・代々木の美容会館で、国立がんセンター中央病院の野澤桂子アピアランス支援センター長を講師に迎え、「医療と美容:がん患者に対するアピアランス(外見)支援」をテーマに特別講演会を開催。美容師、ネイリストの他、保健所や化粧品、ウイッグ、補整下着メーカーなど約80名が受講した。

講演する野澤桂子国立がんセンター中央病院アピアランス支援センター長

講演する野澤桂子国立がんセンター中央病院アピアランス支援センター長

手術・抗がん剤・放射線等のがん治療は、傷あと・脱毛・皮膚の変色・爪の変化など、患者の身体にさまざまな外見の変化をもたらす。外見の変化は特に女性にとっては大きなストレスで、治療中は外見を気にして外に出られないといった患者も少なくない。

アピアランス支援センターでは、患者が自分らしく過ごしていただくために、外見に関する相談だけでなく、皮膚科医・形成外科医・腫瘍内科医、心理士・薬剤師・看護師・そして美容専門家も含めたチームを編成し、この新しい問題に対応している。

講演会では、医療と美容が連携するうえで、美容師が理解しておかなければいけない医療者の考え方、科学的な根拠に基づいた再発毛の促進や、染毛、パーマなど、美容現場に役立つ指針、患者の悩みの本質を深く考えたアドバイスなど、具体的な事例を示しながら解りやすく解説。
受講者は、癌治療に携わる医療者以外には聞く機会のない野澤先生の貴重な講演を熱心に聞き入っていた。

がん患者を支えるために、美容師に何が出来るかを考える機会になり、医療と連携した美容組合の新しい事業への第一歩となる講演会となった。

東京都港区とがん患者支援に関する協定を結びサポート活動を行っている(港区美容組合の)「みなとアピアランス・サポート相談室」をはじめ、患者のQOL向上のために、美容業界において、さらにアピアランス支援の意識の高まりが期待される。

(情報/BA東京、photo/Naoko SETA)

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タグ: BA東京, アピアランス, 理美容と医療

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