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2017年は、カット&ブローから脱却

Posted on | 1月 14, 2017 | No Comments

小山秀男の日々雑感2017年は酉年。酉年は、変動の年、変化の年ともいいます。これは過去の歴史からも、あてはまる、という。

変化とは結局のところは、良くなるか、悪くなるか、である。
ここ数年の美容業界を見ていると、悪化の方向に向かっている。過剰店舗に人手不足、客単価は下がり、来店頻度は伸び客足は遠のいている。これでは良いはずはない。

二極分化し、これまでの主力客だった中間層が減りつつあるという、日本の経済状況の影響も確かに受けているが、業界側にも問題がある。
それは、かねてから指摘しているところであるが、カット&ブロー中心の営業をしているからだ。カット&ブロー中心というより、カット&ブロー一辺倒といってもいい。
付加価値の低い技術では、高料金はとうてい頂けないし、カット&ブロー中心の美容店ばかりになれば、逆に料金は下がる。
カット専門の業態店に行くのは男性ばかりではなく、最近は女性の利用客も目立つ。これでは経営は苦しくなるばかりだ。

そこで今年は、改めて「カット&ブローから脱却する」ことをテーマにしたい。

カット&ブロー以外にも美容業界には素晴らしい技術があるし、また近年新たなニーズもいろいろ出てきた。一例は、薄毛に悩む女性客が増えたことだ。ストレス説をいう人もいるが、いま女性が使っているシャンプーやリンス、美容店の用剤もそうだが、これが髪や地肌に悪影響を及ぼしている。その結果の女性の薄毛増加である。
これらの悩みを解消できるメニューを提供すれば、間違いなく喜ばれるはずだ。

また、水商売の女性を得意客にしている美容室はひところよりは減りはしたが、繁華街の周辺で営業を続けている。そこで行われている技術はアップスタイル、結髪、なでつけなど多岐にわたる。ピンカールなど素晴らしい技術も継承されている。

カット&ブロー一辺倒ではなく、これらの美容が本来持っている技術を顧客に提案すれば、ニーズを掘り起こすことができるはずだ。

2017年、カット&ブローから脱却し、酉年にふさわしく美容業界が羽ばたく年にしましょう!

【小山秀男氏のホームページ】
http://www.koyama-lab.com/

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タグ: カット&ブロー, 小山秀男の日々雑感

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