ビューティーサロン・ストローク・シンドロームにご注意を
Posted on | 12月 20, 2016 | No Comments
理美容室での洗髪中に起こる脳卒中は「美容室脳卒中症候群」と医学的に呼ばれているが、日本だけに限った症状ではなく、米国・英国ではビューティーサロン・ストローク・シンドロームと呼ばれている。
そのビューティーサロン・ストローク・シンドロームで脳梗塞を起こした男性に、バーバーショップが9万ポンド(約1300万円)を支払うことになった、と2016年12月13日、AFP通信が伝えた。英国スコットランド・ブライトンでの話。
「美容室脳卒中症候群」、理美容室に限った事例ではなく、欧米では絵画鑑賞症候群=スタンダール症候群、などとも呼ばれている。
無理な姿勢で頸部の血流が阻害され、一気に血液が脳に流れ、血栓が毛細血管に入り詰まらせることで発生し、もともと血栓がある人におこりやすい。多くは一過性で済み、めったには発症しないとされているが、日本でも過去に理美容店での発症が報告されている。
シャンプー施術に際して、頸部への圧迫を避ける体勢を確認し、苦しくないか顧客に声かけをすることが大切。とくに施術時間の長いヘッドスパでは注意が必要だ。
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