下降に転じた理美容業の景況感 <DI調査 2016年第1四半期>
Posted on | 9月 14, 2016 | No Comments
日本政策金融公庫は2016年8月29日、「生活衛生関係営業の景気動向等調査」(2016年第1四半期)を発表した。採算は理容・美容ともプラスに転じるなど。5指標を平均した総合指数は、前期に比べ理容で10ポイント、美容で5ポイントほど改善した。
しかし、5指標を総合した数値の4期平均移動線でみると、理容・美容とも下降に向かっている。とくに美容業は4期連続して悪化。2012年後半から上昇してきた美容だが、2015年から停滞しはじめ、ここにきて下降傾向がはっきりしてきた。
理容は5指標すべてで前期を上回り、とくに採算は2014年第2四半期で0になって以来、マイナスから抜け出した。
【理容業のDI】
売上:-24.0
採算:1.5
業況:-11.5
客数:-28.6
単価:-14.3
【美容業のDI】
売上:-24.7
採算:0.9
業況:-21.2
客数:-33.6
単価:-13.3
DI=良い(増加、好転、黒字)-悪い(減少、悪化、赤字)
経営者の実感を調査したもので、イメージ的な面が反映されやすい。
調査時期:2016年6月上旬
有効回答企業:理容393企業、美容467企業
タグ: DI, 日本政策金融公庫