美容師さんのアイデアが石油流出防止に一役
Posted on | 5月 12, 2010 | No Comments
メキシコ湾沖での石油流出事故は世界的に報道されているが、その原油を吸収するのに髪の毛が使用され、大活躍している、という。
このアイデア、1998年にアラバマ(Alabama)州のフィル・マックロリー(Phil McCrory)さんという美容師さんが、原油流出によって真っ黒になったアラスカラッコを見た瞬間に思いついたそうだ。
この思いつきを、美容室の床から集めた髪の毛を集め、妻のストッキングに詰め、プールに油を流し、その汚れをストッキングで吸収してみると、1分半ほどで水はすっかりきれいになったという。
髪の毛や動物の毛は、普通、重量の約6倍の原油を吸い取ることができ、原油に対する清浄効果はきわめて高い。
メキシコ湾石油流出の除去作業を行っている、米NGO「マター・オブ・トラスト(Matter of Trust)」という団体には、37万軒の美容室、10万軒のペットサロン、そしてアルパカや羊を育てる農家から毛が送られてきているそうだ。
(情報/AFP、5月10日付)
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