エステティック業の職業能力評価基準制度に期待
Posted on | 6月 2, 2016 | No Comments
日本エステティック協会は2016年6月1日、東京・平河町の都市センターホテルで第9回総会を開き、2015年度報告案件、2016年度計画案件など全上程議案を可決承認した。また理事27名(新任9名)を承認した。
久米健市日本エステティック協会理事長は、昨年の技能五輪ブラジル大会で同協会代表選手の三谷麗奈選手がビューティセラピー(エステティック)部門で銀メダルを獲得したことを日本の技術が世界に通用することを証明した、と評価した。
また包括的職業能力評価基準制度にエステティックが選ばれ、厚労省の委託を受けた中央職業能力開発協会に設置された委員会で、エステティック業の業としての定義やそれにともなう職務、能力基準などが検討され、2016年度末には策定されると報告し、「エステティック業が国の制度として認められることは大きな価値がある」と語った。
エステティック業の職業能力評価基準の策定を受けて、同基準の告知をはじめ、協会の教育体制の見直し、能力評価基準のサロン導入などを検討し対応することにしている。
さらに、2019年から実施される専門職業大学(中教審答申)についても、エステティック職からの申請は不明としながらも、期待を寄せた。
2015年度決算は収入3億8867万円、支出3億5054万円で、3813万円の当期経常増だった。
2016年度予算は、入会・再入会の軽減措置を延長することや、熊本地震での年会費の免除や見舞金の贈呈を行うことにし、収支3億9597万円で編成された。
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