アデランス 創業者の根本信男氏を会長に
Posted on | 10月 15, 2009 | No Comments
アデランスホールディングスは10月14日開いた取締役会で、同社創業者の根本信男氏を取締役会長とすることを決めた。正式就任は、来年の定期株主総会の承認を得てから。
同社は今年、岡本前社長に代り、渡部信男前副社長を社長に迎え、業績の回復を目指していたが、ここに来て業績を下方修正するなど抜本的な建て直しを迫られていた。創業者で経験豊富を持つ初代社長を会長職に迎えることで業績の回復に弾みをつけたい意向。
また、渡部信男代表取締役社長を代表取締役最高経営責任者(CEO)に、大槻忠男社外取締役を代表取締役社長兼最高執行責任者(COO)にする役員移動を発表した。
大槻氏は同社の筆頭株主であるアメリカの投資ファンド、スティール・パートナーズ・ジャパンの提案で就任した取締役。同氏は味の素に勤務した後、06年からコンサルタント業。マーケティング分野で豊富な経験を持つという。
実質的に大手ファンドの支配下のもとでの業績回復になるが、創業者を会長で迎えることで、ファンド支配色を弱めたい意向もあるようだ。
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