客足は戻るも単価は苦戦 「経営上の問題点」より
Posted on | 9月 7, 2015 | No Comments
日本政策金融公庫の景気動向調査より
日本政策金融公庫が2015年8月31日に発表した2015年第1四半期景気動向調査「経営上の問題点」によると、理容業美容業とも「客数の減少」をあげる企業は減少し、客足は回復しつつある。
「客単価の低下」については美容業では前期比で改善しているが、理容業は悪化した。前年同期比でも、理容業の「客単価の低下」は5.0ポイント悪化しており、理容利用者の低料金志向は続いている。
また理容業では「従業員の確保難」が15.5ポイントと前期比4.7ポイント増えた。ここ10年にない高い水準だった。
一方、美容業の「客単価の低下」は前期比は改善したものの、前年同期では3.8ポイント悪化しており、力強い回復とはいえない。
また、これまで高い水準を保っていた「従業員の確保難」については今期は22.4ポイントと、前期比2.2ポイント、前年同期比3.5ポイント減った。これは従業員が確保できたからでなく、長引く景気低迷から従業員確保を見送る企業が増えていることも考えられる。
タグ: 景気動向調査, 経営上の問題点