エステティックは、まずコンプライアンス
Posted on | 6月 3, 2015 | No Comments
日本エステティック協会・第8回定時社員総会で久米健市理事長
日本エステティック協会は2015年6月2日、第8回定時社員総会を開き、2014年の事業・決算・監査の各報告案、2015年の事業・予算の計画案を了承した。このほか、理事会運営などに関する定款改正や、会員確保のための会費改定案も承認された。
昨年就任した久米健市理事長は、大手エステティックサロンが起こした社会的問題を踏まえ、「理事長になってエステティックの過去のマイナスイメージが払拭できる思ったが、マイナスのイメージはいまも続いていると感じた1年だった」と振り返り、エステティック業におけるコンプライアンスの重要性を強調した。
また「エステティックの価値を消費者に認識してもらうには、業界が豊かになることが必要で、好循環のサイクルを作り出すことが求められる」などと述べ、現在の科学の進歩がエステティック業に与える可能性などについても探求していくことの重要性を語った。
2015年度事業では、厚生労働省よりエステティック業界としての職業能力評価基準開発について正式に承諾され、今後、方針も含め詳細を中央職業能力開発協会と詰めていくことを明らかにした。近くエステティック業の職業能力評価基準が作成される見通しだ。
このほか美容師を対象にしたスキンケアのコンテンツを構築することなども検定委員会で検討する。
2014年決算は、収入3億6362万円、支出4億1101万円で4739万円の赤字だった。会員の減少による収入減が響いたという。2015年予算は収入4億1657万円、支出4億1490万円で、167万円の経常黒字を見込んでいる。
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