2014年の理美容市場 2兆1,758億円に縮小
Posted on | 4月 9, 2015 | No Comments
矢野経済研究所「理美容市場に関する調査結果2015」
矢野経済研究所は2015年3月24日、「理美容市場に関する調査結果2015」を発刊した。2014年度の理美容市場規模は、前年度比98.5%の2兆1,758億円と減少した、と推計している。
金額は売上高ベース。
理容・美容の内訳は、理容市場が6,473億円(前年度比98.1%)、美容市場が1兆5,285億円(前年度比98.7%)。
同研究所によると
「理容市場は、男性若年層の理容離れ、来店サイクルの長期化、低価格サロンの台頭などによる客単価の下落等の理由から、引き続き縮小傾向が続いている。
美容市場は、節約意識の高まりに伴う来店サイクルの長期化や、誘客を目的とした割引クーポンの導入サロンの増加による実勢価格の低下などの理由から微減推移となった。また、理美容共通のものとしては2014年4月から実施された消費税増税による来店客の消費マインドのマイナス志向も少なからず影響したものと考える。」
と分析している。
【調査方法】
1.調査期間:2015年1月~3月
2.調査対象:理美容チェーン、理美容商社・卸、理美容化粧品メーカー等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mail によるヒアリング、ならびに郵送アンケート調査併用
体裁:A4判979頁
定 価:110,000 円(税別)
なお、同調査では調査対象が理美容チェーンなど業界では大手。政府系の経済統計は年次ベースが未発表な指標もあるが、2014年は2%台から3%台縮小したものと当メディアでは推測している。
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