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縮むF1層・F2層の美容店市場

Posted on | 12月 17, 2014 | No Comments

20才から49才までのF1層・F2層の女子は美容店の主要顧客といえるが、この層は東京オリンピックが行われる2020年には現在より7.4%減る。さらに最近のこの層の美容店の利用動向をみると、来店頻度の減少、1回当たりの支払い料金の低下傾向が続いており、この層の市場規模は人口の減少以上に縮むことが予想される。

総務省統計局の人口推計(平成25年10月)による。
20才から49才女子は2014年は2275万7千人を数えるが、毎年減り続け6年後の2020年には2106万9千人になる。

人口推計をもとに算出すると(単位:千人)
2014年 22757
2015年 22492
2016年 22388
2017年 22071
2018年 21755
2019年 21422
2020年 21069
になる(下のグラフ参照)。
6年後には、このままの市場動向が続いたとしたら7.4%縮小することになる。

これとは別に、F1・F2層を対象に調査している、ビューティ総研(リクルートライフスタイル)の美容センサス調査(2014年下期など)によると、美容店を利用する人は86.9%で、調査開始の2011年の92.9%より減少傾向にある。また1回当たりの支払金額は6510円で、これも2011年の7345円から減額トレンドにある。さらに美容店利用者の年間利用回数は3.68回で、こちらは2013年からの調査になるが4.57回から減っている。
つまり、美容店を利用しない人が増え、客単価が下落し、来店頻度が減っている。
この傾向が続けば、人口減少以上にF1・F2層の市場規模は縮小することになる。

ビューティ総研の調査をもとに減少率を年間5%とすると、2014年には705億円の市場規模が2020年には518億円にまで縮小する計算になる。率にすると27%の大幅減になる(下のグラフ参照)。

もちろんこの間に景気が回復し、客単価が上昇し、来店頻度が回復すれば、このような事態にはならないが、人口減少は確かなだけに、この層の現状の市場規模を保つには相当の努力が必要といえる。

F1層・F2層女子の人口推移と美容店市場規模の予想

F1層・F2層女子の人口推移と美容店市場規模の予想

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タグ: コラム, 市場動向

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