美容店離れ ジワリ進む 「美容センサス2014年下期」より
Posted on | 12月 5, 2014 | No Comments
美容店離れがジワリ進んでいる。男性の理容店離れは美容店へ流れたことによるが、女性の美容店離れはセルフ化、もしくは伸ばしたままが大半で、主に経済的な理由に起因する。
2014年12月4日発表のビューティ総研(リクルートライフスタイル)「美容センサス2014年下期」より。
「過去1年間の美容店の利用の有無」について尋ねたところ、今回の2014年下期調査では、利用したことのある人は86.9%だった。これは上期よりは1.4ポイント増えてはいるが、前年同期比では0.1ポイント減った。
調査は2011年上期より公表されているが、2011年上期は92.9ポイントあり、わずか3年間で6ポイント減少したことになる。1年間美容店を利用したことがない女性がこれだけ増えれば美容店の経営は苦しくなるのは仕方がない。
理美容に限らず、飲食やクリーニングなど人々の生活に密着した職種は、利用者の経済状況の影響をダイレクトに受ける。貧窮すればセルフで対応できるからで、それは髪結、洗い張り、茶屋といわれた江戸の時代から変わらない。
アベノミクスの評価はいろいろあるが、「美容センサス2014年下期」を見る限り、アベノミクスの効果は美容店までは及んでいない。
【調査概要】
調査方法:インターネットによる
調査対象:人口20万人以上の都市に居住する20歳~49歳の女性。3600サンプル
調査実施期間:2014年8月1日~8月6日
調査実施機関:(株)アンド・デイ
(データ情報/ニュースリリース:「美容センサス2014年下期」)
タグ: 経営, 美容センサス