村上良明郡山支部長と佐藤秀樹全理連中央講師がキッズ事例
Posted on | 9月 7, 2014 | No Comments
「キッズ対策の取り組み事例」をテーマに全理連理事研修会
全理連は2014年9月3日、東京・代々木の全理連ビルで理事研修会を開いた。今年の研修テーマは全理連が重点事業として取り組んでいるキッズ対策事業に関連して、「キッズ対策の取り組み事例」。
支部全体で「子育て支援キャンペーン」に取り組んだ福島県理容組合郡山支部の事例と、キッズ客の取り込みに成果を上げている佐藤秀樹全理連中央講師の事例を聴講した。
「子育て支援キャンペーン」は平成22年に実施したもので、村上良明郡山支部長が説明した。支部地区内の子供客数、理容店に来店している子供客数のアンケート調査などを行ったうえで支部員へ説明、賛同を得て、支部ぐるみでキャンペーンを実施するまでの経緯から、キャンペーン中の経過、さらにキャンペーン終了後の成果などについて、資料に基づき詳細に説明した。
支部長自身の店舗をはじめ、懸命に取り組んだ理容店では成果があったが、支部全体としては「失敗だった」と結論づけ、支部全体で行うキャンペーン事業の難しさを浮き彫りにした。
世界大会チャンピオンでもある佐藤秀樹講師は、まず理美容店の価値について、20年前は「技術」、10年前は「ファッション」、そしていまは「似合わせ」とし、いまは技術力やおしゃれのセンスよりも「個客対応力」が求められる時代と指摘し、自店でのキッズ客獲得の事例を紹介した。佐藤講師は7店舗を経営しているが、そのうちの3店舗で、キッズ客に取り組んでいる。キッズ用のフェラーリキッズチェアを活用して、30分単位での予約制にしている。キッズチェアを導入している店は月70~100人のキッズ客があり、その他の店の20前後と大きな差があることなどを紹介した。
ただしキッズチェアを入れれば、すぐにキッズ客が増えるというわけではなく、やはり営業努力が必要。
キッズ客は将来のメイン客であり、またファミリーサロン志向の店にとっては、家族ぐるみでの来店にもつながる可能性などを語った。
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