売上3.4%減少 <田谷 平成27年3月期第1四半期>
Posted on | 8月 6, 2014 | No Comments
東証一部上場の大手美容店、田谷は2014年7月28日、平成27年3月期第1四半期(2014年4月~6月)の決算短信を発表した。売上高は28億41百万円で、前年同期比で約1億円(▼3.4%)下回るなど低迷が続いている。
営業利益は▼2億32百万円
経常利益は▼2億39百万円
純利益▼1億78百万円
だった。
3指標とも前年同期も赤字だったが、今期は赤字幅が拡大した。
日本経済は緩やかに回復しているが、下流産業といわれる美容業界は、数年来の不況がいまだに続いている。4月~6月は消費税の値上げや輸入品の値上がりが美容業界に大きく影響したのは各経済調査が示している。
美容業界の景気回復は給与所得者の賃金上昇を待ってからになるが、いまのところ増税分、物価値上がり分以上の賃金上昇に至っていないようだ。
「すべてはお客様のために」をコンセプトに営業展開した田谷だが、第1四半期では客単価が▼3.4%と低下したのが、そのまま売上に響いた。
なお、田谷では人材確保難の業界にあって、新卒者274名が入社した、としている。
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