「レンタル美容室の規制は難しい」と金内光信東京都美容組合理事長
Posted on | 5月 28, 2014 | No Comments
近年、東京をはじめ大都市の中心部で増えているレンタル美容室は法的には問題がなく、規制を働きかけるのは難しい、と金内光信東京都美容組合理事長は語った。
2014年5月27日開かれたBA総会で、BA東京がすすめる人材募集事業に関連して、近年都心部で増えているレンタル美容室(面貸し美容室、シェア美容室など)について、美容業の健全な発展、美容文化を継承するためにも何らかの規制が必要ではないかとの質問があり、金内理事長は質問者の主旨に理解を示しつつも、現在の法体系での規制は難しいとの見解を述べた。
美容師が個人事業主として事業委託を受けた形で、美容所の認可を受けたレンタル美容室で仕事をする場合、法的には適法という。届出を受ける厚生労働省、個人事業者から徴収する財務省の縦割り行政もあって、組合が対応するのはハードルが高いという。
衛生行政面、税務行政面では適法なレンタル美容室だが、実際には事業委託者と被委託者の間で契約上のトラブルは発生しており、今後何らかの法的な規制、もしくはガイドライン的な規制が必要になってくるかもしれない。
タグ: シェア美容室, 面貸し, BA東京