美容組合再生プランを策定へ 全美連平成26年度事業
Posted on | 5月 15, 2014 | No Comments
全美連(全日本美容業生活衛生同業組合連合会、吉井眞人理事長)は2014年5月14日、理事会を開き、同月28日の総会に上程する平成25事業年度報告案件、平成26事業年度計画案件を決めた。
事業計画では、組合再生プランとでもいうべき組織再生のための中長期ビジョンを策定することを盛り込んだ。組合員の減少が続く全美連は毎年組合員の増加運動に精力的に取り組んでいるが、25年度も2043名が減少し5万9596名となり、6万人の大台を割り込んだ。
理容組合も組合員が減少しているが、こちらは主に転廃業にともなう減少だが、美容組合は事業継続者が2千名を超して脱退している。いっこうに歯止めがかからない組合員の減少に対処するたに中長期ビジョンを策定するもので、これには部外者の有識者らを迎えて、組合の存続意義や役割、魅力ある組合などについて検討し、ビジョンを策定する。
平成25年度から始めたビューティマネージメントサポートシステム(BMSS)も新規開業者を組合に呼び込むための役割があり、平成26年度から本格的に運用していくことにしている。
平成25年度本会計は収支5億6271万円で当期剰余金として5554万円を計上した。このほか収支1049万円の社内検定会計、収支8億6292万円の総合福祉共済事業会計や厚労省からの補助金助成事業会計も含め承認された。
余剰金は前期繰越金と併せて1億1436万円あり、特別積立金560万円、総合福祉共済特別給付積立金2千万円、建設積立金2千万に積み立てられ、6876万円を次期に繰り越す。
平成26年度の本会計予算は収支5億227万円を計上した。
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