低料金店の利用経験者は68%に 「全理連情報」No.59
Posted on | 3月 20, 2014 | No Comments
全理連は利用者の動向を調査した「全理連情報」No.59を発表した。利用する店の決定理由は「自宅の近く」が48%で最多で最寄り志向は変わらないものの、低料金店の利用経験者が68%、美容店経験者は30%あり、客離れが進んでいる。
男性の理容店を利用しない理由は「行きつけがなく慣れていない」が52%と一番高く、とくに若い年代が多かった。若年層での理容店離れも深刻といえる。
調査結果の概要は次の通り。
【理容唐の利用実態】
・全体では「5,OOO円未満」40%、「lO,OOO円-20,000円未満」20%、「5,OOO円-10,000円未満」19%の順に続く。30,000円以上の費用をかける人は全体の1割程度。
・利用する際の最も重視することは「価格が手ごろ」31%、「行きつけである、慣れている」22%と高かった。続いて「店の場所」「理容師の技術力」の順となっている。
・利用店の決定理由は「自宅の近く」が48%、「行きつけ、昔から利用している」が27%と高い結果となった。
・理容店の低料金店の利用経験は68%、美容店経験は30%となった。
・低料金店の利用頻度としては「2-3カ月に1回程度」約4割、美容店の頻度は「それ以下(年に1回未満)」が約5割となった。
・理容店での利用メニューは「カット」利用がほぼ10割、続いて「シャンプー」54%、「シエービング」40%、「セット」16%、「マッサージ」16%がベスト5となった。
・男性の理容店を利用しない理由は「行きつけがなく慣れていない」が52%と一番高い。
次いで「最新のトレンドを把握してない」「理容師の技術力に不安」が約2割となった。
・女性の美容店を利用しない理由は「価格が高い」が67%と一番高い。次いで「行きつけがなく慣れていない」40%、「予約しなければいけない」21%となった
【利用盾の満足度と利用意向】
・利用店のサービスの満足度計(非常に満足+やや満足)は「カット」「シャンプー」「マッサージ」で約6割となった。
・利用店の総合満足度については満足度計(非常に満足+やや満足)は66%で、「不満」(やや不満+不満)は4%となっている。
・接客についての不満内容として「話したくないのに話しかけてくる」25%、「理容師の態度が横柄」17%があげられている。
「その他」の内訳は「技術」「仕上がりが思った通りではない、うまくない」「スタッフのタバコの臭いが気になる」「混んでいて時間がかかる」「清潔感」などであった。
・利用したいメニューでは「カット」77%に続き「シャンプー」52%、「シェーピング」39%、「マッサージ」21%、「セット」17%がベスト5となった。
・訪問理容サービスについては「必要あれば自分も利用したい」が50%、「家族に利用をすすめる」が続き18%を占める。
【カウンセリング実態】
・カウンセリングの頻度では「いつも受けている」人は6%にとどまる。一方、普段「受けていない」人は82%にのぼった。
性別・年代別にみると、女性は男性に比ベカウンセリングを受けている人が多く、特に「髪型・カラーを変える時」や「初めて行った時」に受ける。
・カウンセリングの満足度(十分+まあ十分)は72%となった。
・カウンセリングの不満は「ついつい『お任せ』にしてしまう」38%、「自分の言いたいことがうまく伝わらない」29%、「遠慮してしまって要望を言えない」23%
の順となった。
このほか「Sマーク」制度についての設問があるが、認知度は18%と低いのがわかった。
【調査概要】
タイトル:あなた自身に関する調査
対象:gooリサーチ・消費者モニター
調査期間:2013年7月5日~7月19日
総回答数:1000サンプル(男性700、女性300)
調査機関:NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューション
タグ: 全理連情報