目立つ美容業の賃金上昇 背景に美容師不足
Posted on | 2月 15, 2014 | No Comments
日本政策金融公庫は理容業、美容業などの生活衛生業種の賃金水準を調査し、2014年2月12日発表した。1年前と比べた賃金では、理容業が「上昇」9%、「変わらない」75%、「低下」16%だったのに対し、美容業は「上昇」24%、「変わらない」72%、「低下」4%と対照的だった。美容業の「上昇」24%は生衛業でも映画(31%)に次いで多く、背景に美容業のスタッフ不足がある。
生衛業全体では「上昇」17%、「変わらない」75%、「低下」8%で、「上昇」は調査開始の2008年以降最多、「低下」は逆に最小で、2012年までの増加傾向から一転減少に転じた。
今後の賃金水準の見通しでは、「上げる」16%、「変えない」80%、「下げる」4%で、上昇傾向が続きそうだ。背景には生衛業のスタッフ確保難があり、2013年では23%が「確保しにくくなった」と回答している。23%は2008年以来、最多。
「確保しにくくなった」理由(複数回答)は
応募が少ない:72%
応募があっても求める人材ではない:45%
雇用してもすぐにやめてしまう:38%
がベスト3だった。
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