理美容師の賃金 平成24年は6.7%ダウン
Posted on | 2月 22, 2013 | No Comments
厚生労働省は2013年2月21日、平成24年賃金構造基本統計調査結果を発表した。それによると昨年の理美容師の賃金は20万65百円で、前年に比べ▼6.7%下がった。2年連続の下落。全国平均は0.3%上がっており、理美容業の不況ぶりがうかがえる。
理美容師の平均年齢は28.7歳、平均勤続年数は5.3年、年間賞与は4万05百円だった。全国平均は年齢が41.7歳なので単純に賃金の比較はできないが、平均賃金は29万77百円で、9万12百円の差がある。年間賞与は、全国平均では81万93百円で、賞与の差が大きく響き、年収ベースでは200万円を超す差になる計算だ。
規模別ではグラフのように100人から999人規模の事業所の落ち込みが大きかった。
賃金構造基本統計は、従業者10名以上の事業所に勤務する従業員が調査対象で、9名以下の従業者が大半を占める理美容業界の賃金はさらに低いものと推測される。
「不況に強い理美容業」といわれるが、その実情は従業者の賃金を下げることによって対応している面がみえる。
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