理美容業の1従業者当たり売上 規模による差が大きい
Posted on | 12月 10, 2013 | No Comments
従業者の規模別売上は、規模が大きくなるほど1従業者の売上が増える傾向にある。理容業では「1~4人」規模の従業者1人当たり213万円の売上が「5~9人」で419万円、「30~49人」で610万円になる。美容業も「1~4人」では311万円の売上が、同様に502万円、637万円と大幅に増える。平成24年経済センサス活動調査(企業)より。
規模別の1事業所当たり売上と1従業者当たり売上げは(単位はいずれも万円)
理容業の場合
1~4人:386、213
5~9人:2518、419
10~19人:5427、455
20~29人:10809、447
30~49人:23429、610
50人以上:68150、617
美容業の場合
1~4人:525、311
5~9人:3159、502
10~19人:7589、602
20~29人:12374、538
30~49人:23157、637
50人以上:48581、439
美容業で「50人以上」規模になると下がるのは、非常勤など雇用形態の違いが反映されているものと思われる。
理容業も美容業も「1~4人」規模が大半を占める零細業種だが、「生業」では売上が低いのはこのデータが示すとおりで、理美容業界にとって、企業化が今後の課題になりそうだ。
【平成24年経済センサス-活動調査】(総務省・経済産業省)
調査日 平成24年2月1日
調査対象 全国・全事業所(ただし東日本大震災による避難区域などは除く。)
調査方法 ①調査員による調査②郵送調査およびオンライン調査
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