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善光寺境内の藤原采女亮碑 理容遺産の認定授与式典を行う

Posted on | 11月 17, 2013 | No Comments

全理連(大森利夫理事長)は2011年に理容遺産に認定していた「長野県善光寺境内の藤原采女亮碑」の認定授与式典を2013年11月4日、同所で行った。

理容遺産は、歴史に残る理容関連遺産を大切に保存し、次世代に伝えることを目的に2011年に制度化し、善光寺の石碑の他に、島根県石見銀山・理容館アラタ、北海道開拓の村・旧山本理髪店、愛知県明治村・喜之床の計4カ所を認定していた。

善光寺の石碑は、明治30年に長野市内の理容業関係者が、業界の団結と発展を期して善光寺本堂の東側に建立し、以来、100年以上にわたって毎年、采女亮の命日(10月17日)前後に法要を営んでいる。鎌倉時代に始まるとされる理髪業の歴史を伝承する象徴的存在として、文化的価値が高いことなどが評価され、理容遺産に認定された。

式典では、大森利夫理事長が「700数十年前に理髪業を開いた業祖の顕彰碑が、日本を代表する善光寺に祀られていることを嬉しく思う。次世代につないでいきたい」とあいさつ。来賓の小坂憲次参議院議員は「全国の誰もが知っている善光寺の境内で、100年以上にわたって組合員、関係者の皆さんに盛り上げ、維持していただいている姿が遺産に認定されたのだと思う」と述べた。

大森理事長が内田道樹善光寺法務部長に認定証を手渡した後、石垣に取り付けられた理容遺産認定記念銘板が、内田法務部長、大森理事長、小坂参院議員、山岸民樹長野県理容組合理事長、中谷秀雄全国理容碑の会会長らによって除幕された。

善光寺の内田法務部長は「私が物心ついた頃には石垣だけだったが、石碑の整備、正月の注連縄の飾りつけ、秋の法要と皆さんが碑を大切にしていることに頭の下がる思いでした。これからも応援していきたい」と喜びを語った。

理容遺産認定記念銘板の序幕を終え、拍手で祝う関係者ら

理容遺産認定記念銘板の序幕を終え、拍手で祝う関係者ら


(情報・資料/全理連)

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タグ: 理容遺産

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