エステティック市場 2009年大幅に落込む
Posted on | 2月 9, 2010 | No Comments
矢野経済研究所が「エステティックサロン市場に関する調査結果 2009」によると、2009年のエステティックサロン市場規模は3,639億8,000万円で、前年比94.2%と5.8ポイントと大幅に落ち込んだ。
2005年に4,000億円を突破して以来4年連続して縮小した。経済不況のほかに、特定商取引法、割賦販売法の規制を強化する法改正が市場が縮小した要因と分析している。
日本エステティック機構による業界の統一的な「エステティックサロン認証制度」、「エステティック機器認証制度」、「エステティシャン試験認証制度」の実施・普及に向けた活動がスタートしたが、現在のエステティック業界は消費者の信頼を得ているとは言いがたいと指摘している。
今後の見通しについては、景気の回復がすぐには見込めないことや、法規制への対応などから縮小傾向は続くと予測している。
一方で、化粧品メーカーなどが展開するサロンなどでエステティックサービスを提供する施設が増加傾向にあり、消費者のエステ体験の機会は増加えており、潜在的なニーズは高いと見ている。
調査方法
1.調査期間:2009年10月~12月
2.調査対象:エステティックサロン、エステティック関連商材取扱企業
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話によるヒアリング、ならびに郵送アンケート調査併用
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