理美容の客単価 上昇傾向に 全国生活衛生指導センター「経営状況調査」
Posted on | 7月 24, 2013 | No Comments
アベノミクス効果で株価や輸出などが増え世の中の経済状況は好転しているが、理美容業界も今年に入って、売上、客数、客単価が上昇している、という調査結果が発表された。全国生活衛生指導センターが2013年7月17日に発表した「経営状況調査」。
理容業の1月から3月までの動向は
売上(万円)/50.3、53.5、63.5
来客数(人)/172.3、180.5、210.8
客単価(円)/3736.7、3741.9、3757.4
美容業の1月から3月までの動向は
売上(万円)/102.5、102.8、125.8
来客数(人)/165.2、176.7、198.7
客単価(円)/6468.9、6439.0、6515.5
とそれぞれ推移している。
売上、客数は月を追うごとに増えているが、これは営業日数や季節変動もあり単純に好転しているとはいえない。しかし、客単価については、ゆるやかではあるが上昇しており、注目したい。
経営状況調査は、生衛16業種を対象に傘下組合を通して四半期ごとに行っている調査で、調査対象は組合店が中心になる。組合店は,小規模零細業者が多く、デフレ経済下では料金のアップは難しい状況だが、消費マインドに多少余裕がでてきたのかもしれない。
しかし、同時期の消費者物価指数や家計調査をみると、理美容業は依然厳しい経営状況にある。
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