まつ毛エクステンションの教育プログラムを最優先で 厚労省が論点整理
Posted on | 8月 9, 2012 | No Comments
2012年8月8日開催された衛生問題検討会で、事務局(厚生労働省健康局生活衛生課)はこれまでの検討を踏まえ「論点整理」を提示、この中で現行の美容師免許を取得しただけでは、まつ毛エクステンション施術の安全は不十分である、と結論づけ、美容学校・美容師・まつ毛エクステ施術者・医師らによる教育プログラムの開発を求めた。
教育プログラムは、美容師養成課程の選択必修科目に取り込んでいく、また免許取得者が学べる仕組みをつくる、としている。
将来的には美容学校の教育で行うことにし、既に免許取得者は教育プログラムの受講を求めることで、美容師によるまつ毛エクステンションの安全性を高めるのがねらいだ。
一方、無資格者の扱いについては、現在通信教育などで美容師免許を取得しようとしている者は、美容免許取得者の指導下での実習と位置づけ、まつ毛エクステンションの施術を容認し、円滑な美容師免許取得を促すことにしている。
無資格者で、美容師免許の取得をしない者については、業界団体の不確実な説明などから、「取り締まりが行われることは、消費者保護の観点から当然」と結論づけた。
業者団体から出された、まつ毛エクステンションに特化した独自資格については、「美容師法の一部に限定した資格を設けることは議論としてはあるが、法改正が必要で、国民的な合意が必要」と退けた。
さらに、今後の検討の進め方として、
①教育プログラムの開発を最優先で検討する
②無資格者の円滑な美容師資格取得を促す
③無資格者で衛生措置に問題のある店舗は指導する
とした。
論点整理は
1,検討に至った経過
2,消費者に対する適切な情報提供
3,安全な施術のあり方について
1)美容師免許を有する者による施術について
2)美容師免許を有しない者による施術について
4、今後の検討の進め方
で構成されている
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