「不正流通の撲滅に全力」 千代岡和文タカラベルモント副社長
Posted on | 4月 2, 2016 | No Comments
タカラベルモントは2016年4月1日、理美容サロン事業関係の記者会見を開き、2016年度の理美容事業部の活動骨子、9月12日にオープンが予定されているTB-SQUARE、さらに10月3、4の両日横浜みなとみらいのパシフィコ横浜で開催するTWBC2016の概要などを発表した。
千代岡和文タカラベルモント副社長は、2016年3月期業績について、グループ全体の売上が665億円(前期比5.4%増)になる見込みと発表。国内売上は前期比3.2%増、海外は12.8%と大幅に伸長した。665億円の売上高は一昨年の668億円には及ばなかったが、同社が進める中期計画2年目として成果をあげた。
2016年(2017年3月期)は中期計画の最終年度になり、千代岡副社長は「今年は創業95周年、ルベル40周年、USA進出60周年の節目の年。また中期計画の最終年度として、価値を創造して業界に貢献し、全社あげて創業100周年に向かっていきたい」と語った。
また千代岡社長は、ルベルの化粧品がプロ専売品でありながら、ディスカウントショップなどに不正流通している問題について、「あってはならないこと。域外不正流通の撲滅に全力をあげて取り組む」と強調した。
不正流通問題はルベル化粧品に限らず、プロ専売品であるはずの業務用化粧品が一般流通に流れているケースはたびたび報告されている。しかも、それが正規流通より安価なことが多い。これでは正規ルートで購入しているプロ技術者は困惑する。業界最大手メーカーのタカラベルモントの域外不正流通の撲滅に向けた取組みと、その成果が注目される。
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タグ: タカラベルモント, 不正流通