理容の不況、深刻　＜理美容市場動向・2012年12月＞

Posted on | 2月 2, 2013 | No Comments

政府は2013年1月末、2012年12月の理容美容関係の市場動向を示す経済統計を発表した。理美容サービス（中分類）の消費者物価指数は99.6で、22ヶ月連続で100を下回った。

2012年12月の理美容サービス（中分類）の消費者物価指数は99.6で、総合指数（生鮮食料品を除く）の99.4を上回った。理美容サービスは平成23年3月以来22ヵ月連続で100を下回り、長期に低迷している。

昨年末、安倍晋三政権が誕生し、いわゆるアベノミクスで円安、株高と経済回復への期待感が高まっているが、その影響はまだ実際の物価動向などには反映されていない。

小売物価統計調査では前月に続きパーマ、カット、ヘアカラーの美容3料金が好調に推移している。

消費者の支出を示す家計調査（二人以上の世帯、前年同月比）では理容がマイナスで、他はプラスだった。理容は3ヶ月連してマイナスで、利用回数、支払金額とも減っている。理容の不況は深刻さを増している。
エステティックやエキササイズなどの「その他の理美容」は例年12月は伸びが少なく、1.4にとどまった。

【消費者物価指数（理美容）／12月】
＜2013年1月25日発表＞

パーマ、ヘアカット、理容などを含む中分類データ。総合は生鮮食料品を除いた消費物価。基準年は平成22年。
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【小売物価統計調査／12月】
＜2013年1月25日発表＞

＊都市別料金を単純平均した数値
＊前年比は前年同月比
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【家計調査／12月】
＜2013年1月31日発表＞

＊前年比は前年同月比
＊家計調査は「二人以上の世帯」の支払金額を元に算出
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