BBエステティック 全理連が平成25年度の営業支援事業として普及をめざす
Posted on | 12月 21, 2012 | No Comments
全理連(大森利夫理事長)は平成25年度の事業計画案をまとめた。大森理事長就任以来の基本理念である「法令順守・社会参加」「営業支援」「後継者育成」を機軸に、3期2年目にあたる25年度は、営業支援をとくに力を入れた事業を行う。
2012年12月、業界ジャーナルに発表した。
25年度の「営業支援」は、24年度に立ち上げた理容師が取り組む全身エステ・「BBエステティック」の展開とアイロン技術をとりいれたヘアスタイルのメニュー作りの2つのメニューを重点に事業展開する。
「BBエステティック」については、女性理容師を対象にした営業メニューで、厚生労働省の補助金助成事業の認定を受け、広く講習を行い、理容師の全身エステ普及をめざす。
アイロン技術メニューについては、25年度の全理連ニューヘアをアイロンを使用したヘアスタイルとし、理容師のお家芸とでもいえるアイロン技術のメニュー化をはかるとしている。
平成25年度事業計画案は2013年3月8日開催の総会の承認を待って実施される。
なお事業計画案の前文などは次の通り。(抜粋)
前文
「第46回衆議院総選挙(2012年12月)により新内閣が誕生。新たな経済政策に期待するところであるが、経済環境の厳しさは依然として続いている。来年度から二段階で実施(平成26年4月から8%、27年10月から10%)される消費税率の引き上げが打ち出されているが、国民の消費意欲や理容業へどのような影響を与えるのかも予断を許さない状況である。さらに、少子高齢・人口減少社会が到来し、国民の多くが社会保障制度の将来に不安を抱いている。
こうした厳しい社会環境の中で、理容業界も来店頻度の低下、大型低料金店の増加、後継者不足、組合員数の減少など、依然として多くの難題を抱えている。
そうした中での全国理容連合会の平成25年度事業計画は、3つの基本理念である「法令順守・社会参加」「営業支援」「後継者育成」を機軸に、魅力ある理容業をアピールするとともに、時代に合わせた斬新なアイディアで事業の選択と集中をさらに推し進め、効率的に諸事業を実行していくこととする。」
【主な具体的事業】
1.国が検討を進めている行政刷新会議、規制・制度改革等を注視し、理容師の業務独占堅持とさらなる業の進展をめざす。
2.新規開設者の組合加入を促す厚生労働省課長通知(平成23年7月26日発令)および衛生監視指導について組合の積極的活用を促す同課長通知(平成24年7月31日発令)に基づく、関係機関との連携による組合加入促進の積極的推進。
3.全国理容総合研究所が提出した「理容・美容のへアファッション業界進展に関する考察と今後の取り組み」、「個性あるサロンづくりのための業態化推進の方策」に対する検討・推進。
4.国が推進する生衛関係営業対策事業の先進的モデ、ル事業・お客さまのニーズに対応した技術の開発と普及に努めるとともに、昨年度立ち上げたB.Bエステティック講習をさらに充実させ、理容師が取り組む全身エステの展開をめざす。また、「アイロン技術」を取り入れたヘアスタイルのメニュー化拡大につとめる。
など(以下、略)
タグ: 全理連, 営業支援