ICAM フランスの美容国際ライセンス
Posted on | 11月 10, 2012 | No Comments
美容の国際ライセンスを発行するICAMの日本支部は2012年11月9日、東京・天現寺のフランス大使館で、ICAMビューティコングレス2012を開き、ICAMの概要を説明するとともに、日本でのいっそうの普及を図ることにした。
ICAM(イカム、International Cosmetic & Aesthetic Management)は、フランスの職業訓練制度に準じた美容職種の資格認定制度を管理運営する団体で、2000年にフランスの制度を国際的に普及させるために設立された団体。フランス国内の制度をインターナショナルなグローバル・スタンダードとして位置づけ、国際的に通用するライセンスを発行する。
ライセンスの対象職種は
・トータルビューティ
・メイクアップ
・エステティック
・専門部門(ネイリスト、カラリスト、アロマテラピスト、リフレソロジスト、ハーバルセラピスト)
・トータルヒーリング
・コスメティシャン
など。
フランスでは、C.A.P. (職業適性証明書)、B.P. (職業教育証明書)、B.T.S.(上級技術者免状)などのレベルに応じた資格制度になっており、履修時間は部門とこのレベルによって、40時間から1800時間までとなっている。
美容系スクールや美容学校が多くある日本では、認定校制度を導入し、重複するカリキュラムについては、履修したものとみなし短時間の授業で受験できるようになっている。
ICAMの事業概要
【活動内容】
-教育基準となるべきカリキュラムの提供
-ライセンス試験の実施、能力技術水準の認証とライセンス発給
-全身美容に関わる調査・研究
-技術者の技術・技能向上を目指したコンテスト、セミナー等の開催
【国際ライセンス】
各分野で必要なサーティフィケート(履修証明書)を取得するととで、最終的にチャレンジできる国際ライセンスです。資格保有者がその分野のスペシャリストであるととをICAM国際基準によって証明します。
【サーティフィケート(履修証明書)】
ICAM日本支部では、その力リキユラムで美容を学ぶ方々にライセンス取得に必要な技術を2-3段階に分けて習得する仕組みを必要に応じて提供しています。ステッブごとに取得する履修と習得の証明書としてサーティフィケート(履修証明書)を発行しています。
【ICAM認定校制度】
ICAM日本支部は、そのカリキユラム実施校をICAM認定校として認証し、教育の充実と発展を支援します。提供されるグローバルスタンダードの教育力リキュラムと適切な教材は、より魅力的な認定校の教育システム構築に貢献します。
ICAM日本支部は、認定校や講師への充実したパックアップ体制により、世界レベルで適用する美容のプロフエッショナルの育成を目指します。
【ICAM認定校への支援体制】
-教育基準となるべきカリキュラム、シラパスの提供
-必要に応じた教材の指定、供給
-海外研修の実施支援
-講師育成システムの提供
-ICAM認定講師陣による特別授業の提供
なお、ICAMビューティコングレス2012では、仏大使館の担当官や来年ICAM会長への就任が決まっているギャスリーヌ・レボーさんがあいさつをしたあと、日本支部の役員や本部講師が紹介された。
さらに、この制度を導入して女子生徒の入学増加に結びつけたという佐賀女子高校や、同様に入学者倍増を達成した美容系専門学校の報告が行われた。
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