三根卓司 全美連 理事長 2010年頭所感
Posted on | 1月 1, 2010 | No Comments
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
全国の美容業に携わっておられる皆様ならびに関係各位に、日頃からの当連合会の事業の推進、組織運営に格別なるご高配を賜っていることに深謝申し上げますとともに、本年も変わらぬご厚誼、ご鞭撻下さるようお願い申し上げます。
さて、美容業の置かれている経営環境は、本年も大変厳しいものとなるでしょう。
消費の低迷による美容サービスの利用頻度の低下、さらに我が国の小売業の安売り競争の激化が波及したかのような低料金店舗の増加などにより、我々の業界は、大変苦しい経営を余儀なくされています。
また、昨年の総選挙を受けての政権交代は、生衛関係の予算、規制改革、その他様々な国の施策や組織としての政界、行政との関わりについても少なからず影響を及ぼすことは必至ですが、先行きは不透明な状況にあります。
このように困難な状況にはありますが、美容業は国民生活に欠くことの出来ないサービスを提供する産業として今後とも大きく発展する可能性を有しております。このためには、公衆衛生の向上に努め、安心・安全を基本として利用者の信頼を得るとともに、多様化・高度化する消費者ニーズに対応して、質の高いサービスを提供していかなければなりません。
本年、当連合会は、パーマネントの拡大のための事業に取り組んでまいります。かつては美容業における最も重要な施術種目であったパーマネントの復権を図ることによって付加価値を高め、業の振興と発展に結び付けるため、各技術団体、メーカー、ディーラー等、全美容業界にご協力いただき、パーマネント需要の拡大を図っていきます。
さらに、当連合会で実施しているエステ、ネイル、メイクの評価認定制度は、美容業の発展に大きく寄与するものと確信しており、これが推進や業の振興に結び付ける諸事業に引き続き邁進する所存であり、関係各位のご協力をお願いいたします。
最後になりましたが、皆様にとって本年が実り多い年となりますようお祈りし、新年の挨拶とさせていただきます。
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