パーネントウエーブ液生産量 2011年は前年比▼17%
Posted on | 6月 9, 2012 | No Comments
パーネントウエーブ液の生産量が2011年も減少した。前年比▼16.8%の減で、最低を更新した。理美容ニュースが薬事統計月次報告を集計した。
生産量は3954千リットルで、前年の4755千リットルに比べ801千リットルの減。
内訳は、生産量(千リットル)/前年比
チオ系/2249/▼11.3
シス系/1151/▼14.7
縮毛矯正/554/▼36.3
だった。
パーマネント液の生産量とパーマ施術数とは、完全に一致するわけではないが、間違いなく消費者のパーマ離れが背景にある。施術時間がかかる、匂いが気になり嫌われている。また部分処理のパーマで済ませてしまうといった指摘もあるが、パーマのヘアスタイルが好まれなくなってきている。
医薬部外品許可のパーマ液が急速に縮小するなかで、化粧品許可のカール剤がここ数年大きく伸びてきたが、そのカール剤も2011年は15%程度の伸びにとどまる見込みで、勢いに陰りが見えてきた。
全日本美容連合会ではパーマの「復権運動」を進めているが、その成果は用剤の生産量を見る限り、目的を達成しているとはいえない。パーマブームを巻き起こすようなヘアスタイルの登場が待たれる。
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