タカラベルモントグループ 2012年全国有力代理店会 開く
Posted on | 4月 18, 2012 | No Comments
タカラベルモントを始めとするタカラベルモントグループは2012年全国有力代理店会を、4月12日(木)に大阪・中之島のグランキューブ大阪(大阪国際会議場)で開催。全国から約120社が出席した。
吉川社長が昨年度の業績報告と中期経営改革をはじめとしたグループの経営方針を発表、次に千代岡副社長によるサロン事業の全体方針、佐藤取締役による理美容事業方針、大浦取締役による化粧品事業方針の発表と続き、休憩をはさんで表彰式典が開催された。
冒頭、挨拶に立った吉川社長は、東日本大震災の影響で昨年の代理店会議が中止だったことに触れ、被災地の方へのお見舞いの言葉を述べた。
その後、2011年度の業績については、国内外のグループの連結売上高は579億円と報告。続いて、90周年の歩みを振り返るとともに、先日入ってきたニュースとして、産業財産権制度活用優良企業等表彰で経済産業大臣表彰を受ける4社のうちの1社に決まったと報告。
昨年よりスタートしている中期経営計画「お客様に感動を」の3つの柱「価値を創造する製品力と営業力」「総合力を活かした事業運営でお客様に応える」「グローバルな市場ニーズにこたえる製品・情報・人材の強化」について紹介した後、来年4月にTWBC(タカラ・ワールドビジネスコングレス)2013を初めて大阪で開催すると発表した。
千代岡副社長は、東日本大震災で被災したサロンへの支援として、生活物資の支援、サロンへの巡回訪問、特別修理サービス、無料貸し出し、震災特別販売、ルベルのドリームリボンプロジェクトによるチャリティー販売やシャンプーの無償提供、ネイルのチャリティー販売などを行ったと報告。
今年度も引き続き、被災地の復興を支援していくことを発表。また、国内販売で売り上げ100億円を着実に突破する体制となったルベル事業、リ・スマートやレンタル制度の活用により顧客密着を展開している理美容事業ともに、繁栄するサロンづくりのためにも、同社の総合力を以てますますサロンとの接点強化を行っていくと、した。
佐藤取締役は、多種多様な消費者ニーズに応えて理美容サロンが繁栄するために、本年度タカラベルモントは「3つのシン」、すなわち「深い:より深く、具体的なサロン創りのお手伝いとなる情報を発信」「新しい:新しい売り場で、新しい商品・新しいメニューを提供」「親しい:深い活動・新しい活動を通じてサロンが身近に感じてもらえる存在となるべく努力する」をテーマに活動していく、とした。
中期経営計画における理美容事業部の活動として「顧客価値を高める活動」を強化していると述べ、事業部方針として「製品力の強化」、「顧客との接点強化」、「タカラの総合力の発揮」をあげた。
まず製品力の強化については、高付加価値製品として、炭酸泉発生機「トルケア」や「新リアシャンプー・RSⅢ」などを紹介。
またプレゼンスパリ社のダニーロ・マレッティー社長を紹介し、グローバル製品としてプレゼンスパリ社製の「グリーンファーストコレクション」を発表した。
さらに顧客接点の商品のひとつとして、CND社のセネン・パミッシュ社長より「Shellac ―シェラック―」を紹介した。
最後に中期経営計画の最終年度の2013年の総決算として開催するTWBCに、タカラグループの総合力を結集する決意を述べた。
化粧品事業については、エステシモとルベルの2つのブランドの方針を大浦取締役が発表。エステシモでは、トータルビューティーに対するニーズは高まっているとし、「ネクスト ヘッドスパ&ネクスト スキンケア」をテーマに、教育や製品を進化させ新たな価値の提案を行っていく、とした。
ルベルについては、「More than imagination」をテーマにプロフェッショナルのサロン価値を高めるために、「サロンカラー クオリティ」、「パーマ ストレスフリー」、「輝きサイクル」の3つをコンセプトにメニューの提案を行っていくと述べ、今年度の新製品を紹介した。
新製品「リコミント」の売上の一部を新たに被災地の復興のための「復興トマト活動」に協力すること、化粧品工場の別棟の増築、名古屋の新スタジオのオープン、iPadを使っての教育活動の充実させることなどを発表した。
優秀代理店の表彰式では、吉川社長よりステージ上にてトロフィーが手渡され、引き続いて、隣接する展示会場で新製品の発表会が行われた。
展示会場では、発売間もないシャンプー機器RSⅢや発売間近のルベル「リコミント」、リニューアルするエステシモのヘッドスパ専用シャンプー&トリートメントをはじめとする今年度の新製品展示やデモンストレーションが行われ、参加者は担当者の説明に聞き入り、メニューの体験をする姿も見られた。
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