スタジオAD 『ニューヨークに行きたい!!』に協力
Posted on | 10月 14, 2011 | No Comments
アデランスは、2011年10月29日(土)から11月20日(日)に東京・千代田区の帝国劇場で公演予定のミュージカルコメディー『ニューヨークに行きたい!!』(製作:東宝)に、ウィッグ製作技術協力として参加する。
瀬奈じゅん、浅丘ルリ子、橋本さとし、村井国夫ら総勢30名のキャストに対して、ウィッグ製作をはじめとするヘアメイク全般のプランニングを、アデランスの文化芸能部門「スタジオAD」が担当する。
<「スタジオAD」について>
文化・芸能分野への貢献を目的とした専門部門
「スタジオAD」は、当社の文化芸能部門で、ヘアメイクや特殊メイクなど専門の技術をもったエキスパートで構成され、日々、芸能用ウィッグの製作やヘアメイク全般のプランニングなどを手がけています。
軽量化や通気性、フィット感などキャストの使い勝手と、客席から見た美しさ、ナチュラルさを追求した当社の“芸能用ウィッグ”は、現在までに、『キャッツ』をはじめ、日本を代表する舞台芸術の実現に貢献してまいりました。舞台以外にも、映画やテレビ、コンサートなどエンターテインメントの現場において、機能性・芸術性に優れた“芸能用ウィッグ”を数々提供し、その評判は国内のみならず、海外にも届いています。
芸能用ウィッグへのチャレンジ
当社が“芸能用ウィッグ”を手がけるようになったきっかけは、1983年に上演された劇団四季のミュージカル『キャッツ』の日本公演。大きな話題になりましたが、当時の日本には、時代劇用のカツラの技術はあっても、ミュージカルなどの舞台上の激しいダンスやパフォーマンスに耐えられる、丈夫で機能的なウィッグに関する技術はほとんどなく、まだ発展途上の段階でした。
「アデランス」も、それまで男性用ウィッグが中心で、芸能用ウィッグの実績はありませんでしたが、当時、「劇団四季」の衣裳、美術プランナーであった山田 操(現「スタジオAD」トータルプランナー)が当社に協力を求めたことから、未開拓の分野に社を挙げてチャレンジ。技術改良を重ねた結果、『キャッツ』日本公演オリジナルの“芸能用ウィッグ”が誕生しました。今年10月に日本公演通算8,000回を迎える劇団四季の『キャッツ』ですが、初演以来、今もオリジナルのウィッグを提供し続けています。当時、課題だった“ファッション性”といったソフト面の改良も進み、長年の研究・開発を重ねた当社の独自技術によるウィッグは、多くのリピーターを獲得。今では、芸能用ウィッグを着用したことをきっかけに、多くの芸能人の方々に普段の生活においてもご利用いただいております。
ポイントは「デザイン性」「着け心地」「耐久性」
当社の芸能用ウィッグが、多くの現場で重宝されるポイントには、「フィット感」「軽さ」「通気性」「肌にやさしい」「自然な生え際」等があげられます。ウィッグの製作にあたっては、頭のサイズにベースをピッタリと合わせることがとても重要で、例えば耳の位置が数ミリずれただけでも、それが違和感や痛みなどの不快感につながります。また、舞台照明のもとでは、大量の汗をかくことが前提。セットがくずれやすい人毛ではなく、化繊の毛材を使用することで、メンテナンスを施しながら、数日から数カ月に及ぶ公演にも対応できる耐久性を維持しています。ネットも伸縮性や通気性を考慮しながら強度を保てるよう、網目の大きさまでも計算されています。これらのことが、キャストの激しい動きやダンスにおいても不安を与えることや演技の妨げになることなくお使いいただけるポイントです。
(情報/ニュースリリース)
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