化粧セットが語る近代のエレガンス 箱根・ポーラ美術館
Posted on | 1月 10, 2026 | No Comments
神奈川県・箱根町のポーラ美術館で、「日常のエレガンス ― 西洋近代の化粧セット」が開催されている。会期は5月31日まで。
本展は、19世紀から20世紀にかけての西洋の化粧道具に焦点を当て、その美しさと機能性がどのように変遷してきたのかをたどる内容となっている。展示はポーラ美術館のコレクションを中心に構成され、各時代を象徴する化粧セットのほか、パウダーボックス、マニキュアセット、香水瓶、鏡、ブラシなど、装飾性と実用性を併せ持つ品々が紹介されている。

19世紀後半から20世紀初頭のベル・エポック期には、曲線的で優美な意匠が特徴のアール・ヌーヴォー様式の化粧セットが流行した。一方、20世紀前半には、機能性を重視したアール・デコ様式の携帯用化粧セットやコンパクトが登場し、近代的な美意識の広がりを感じさせる。
また会場では、同時代に活躍したピエール・オーギュスト・ルノワールやフェルナン・レジェによる女性像の絵画もあわせて展示されている。化粧道具という身近な存在を通じて、その背後にある時代背景や社会、女性たちの感性や生活の一端に触れることができる展覧会だ。
<ポーラ美術館>
開館時間︓午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館⽇︓会期中無休
所在地︓神奈川県⾜柄下郡箱根町仙⽯原⼩塚⼭ 1285
TEL︓0460-84-2111
入館料:大人¥2,200/大学・高校生¥1,700/中学生以下無料/障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1名まで)¥1,100 ※すべて税込 団体割引あり
公式Webサイト:https://www.polamuseum.or.jp/
*写真:《花文銀製マニキュアセット》トリーチャー 19世紀末 Photo: Ken Kato
タグ: ポーラ美術館, 企画展, 化粧セット
























