カット道具が作るヘアスタイルの美学 『HAIR MODE』2026年2月号
Posted on | 12月 31, 2025 | No Comments
「弘法は筆を選ばず」という格言があるが、どの分野においても名人と称される人ほど、一流の道具を選び、長く愛用しているものだ。ヘアスタイリストの世界も例外ではない。
『HAIR MODE』2026年2月号は、ヘアカットに用いる道具をテーマにした特集号だ。「道具を選ぶのもセンスの一つ。20人のカットツール」と題し、いま旬のトップデザイナー20人が愛用するバリカン(クリッパー)、シザー、レザーなどについて、使用している理由や道具へのこだわり、メンテナンス方法を公開している。トップデザイナーの技術を支えるカットツールに焦点を当てた内容となっている。
巻頭では「デザインに宿る道具の軌跡」と題し、各カット道具の特性を生かしたヘアスタイル作品を掲載。道具とデザインの関係性を視覚的に伝えている。
このほか、特別企画「バングアイブロウ メソッド入門」(高木達也氏/ROSE)の後編をはじめ、レギュラーページも充実した構成だ。
冒頭に挙げた「弘法は筆を選ばず」という言葉だが、実際には書の名人として知られる弘法大師・空海は筆に精通し、使用する筆を慎重に選んでいたことが知られている(『性霊集』第4巻)。一流の表現者は一流の道具を選び抜く目を持ち、その道具を使いこなすことで技を極めていくものだといえる。
『HAIR MODE』2026年2月号(#791)
定価:1900円(税別)
問合せは、ヘアモード社へ
https://www.j-mode.co.jp/
Tel:03-5962-7087
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