美容科、専門学校トップ目前か　看護科の差が縮小　専門課程入学者数ランキング

Posted on | 12月 29, 2025 | No Comments

専門学校の専門課程において、美容科の入学者数は看護科に次いで多い。両科が人気分野となっている状況は近年共通しているが、両者の差は縮小傾向にある。「学校基本統計」による。

男女計の入学者数をみると、前年度は看護科が2万3946人、美容科が1万9545人で、その差は4401人だった。これに対し今年度は差が2221人まで縮小している。両科とも女子の比率が高い分野だが、看護科は前年度の2万人台から今年度は1万9000人台へと減少した。一方、美容科は前年度の1万5000人台から1万6000人台へと増加した。

専門課程　入学者数ランキング

順位	科目	男女計	女子	男子
1	看護	22,759	1	14
2	美容	20,538	2	7
3	情報処理	15,936	14	1
4	教育関係その他	15,320	3	3
5	デザイン	9,640	6	10

看護科人気にやや陰りがみえる一方で、美容科に対する女子人気が回復していることが、両科の差を縮める主因の一つといえそうだ。この傾向が続けば、近い将来、美容科が専門課程で最も入学者の多い科目になる可能性もある。

男女別のランキングをみると、美容科は女子では男女計と同じく2位、男子では7位となっており、男子からも一定の支持を得ている。男子の順位は前年度と同じ7位だが、入学者数は約200人増加した。

一方、理容科は男女計で40位、女子では43位、男子では35位だった。近年、入学者数は増加傾向にあるものの、専門課程全体の中では入学者が多い分野とは言い難い。なお、専門課程に設置されている科目数は全体で59科目ある。

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データ＜資料／政府、日本公庫＞

【美容系料金／2024年】
小売物価統計調査より
＜2025年5月＞
（県庁所在都市の平均）
品目／料金(円)／(前年比)
理髪料／3,728(+60)
パーマネント代／8,697(+153)
カット代／3,735(+52)
ヘアカラーリング代／6,375(+133)
エステティック料金／12,264(＋276)
‥‥‥‥‥‥‥‥
【消費者物価指数／2024年】
＜2025年1月＞
品目：指数(前年比)
総合指数：108.5(＋2.7)
理髪料：103.3(＋1.4)
パーマネント代：104.3(＋1.4)
カット代：104.4(＋1.5)
ヘアカラーリング代：104.3(＋1.5)
エステティック料金：106.2(＋1.5)
＊2020年＝100
‥‥‥‥‥‥‥‥
【美容品目の家計調査／2024年】
1世帯当り年間支払金額
＜2025年2月＞
品目：金額(前年比／％)
理髪：4903円（＋0.4）
パーマ：2430円（－1.7）
カット：6991円（+2.8）
その他：2万4160円（+5.4）
＊家計調査「二人以上の世帯」より
‥‥‥‥‥‥‥‥
【日本政策金融公庫・生衛融資】
＜2025年12月1日発表＞
融資の種類：利率
・無担保融資の基準金利（税務申告を2期終えている人）：3.00-4.50％
・有担保融資の基準金利：2.00-4.10％
・マル経融資（特利Ｆ）：2.10％
＊条件によって金利が違います。
＊上記以外の融資と利率は
日本公庫融資情報