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野口総合研究所、染毛時の頭皮炎症を抑制する特許を取得

Posted on | 12月 18, 2025 | No Comments


株式会社野口総合研究所は2025年12月15日、九州大学との共同研究により、白髪染めなどの染毛時に発生する活性酸素を減少させ、頭皮に与える炎症(酸化障害)を抑制する技術について特許を取得したと発表した。

一般的な毛染め製品の多くは、パラフェニレンジアミン(PPD)に代表される芳香族アミン系の酸化染料を使用している。近年、自然由来成分や低刺激性を求める消費者ニーズは高まっているものの、酸化染料は発色の鮮やかさや持続性、入手性の面で優れており、現在も市場の主流を占めている。PPDを含む毛染め染料は、欧米や東アジア市場で7割以上のシェアを持つとされる。

今回取得した特許では、ヘアカラー施術時に発生する炎症原因物質であるヒドロキシラジカルを減少させる点が大きな特長だ。九州大学との長年の共同研究を通じて、使用原料の高い安全性も確認されている。また、染色や仕上がりに関与する化学反応には影響を与えず、頭皮の炎症(酸化障害)のみを選択的に抑制できるため、従来のヘアカラークオリティを維持できるとしている。

検証試験では、2倍濃縮の糖鎖栄養素抽出液を配合したヘアカラー剤を用いたところ、全体の5%配合で炎症原因物質が約6割減少することが確認された。さらに、実際のサロン現場でのモニター調査も実施。SNSを通じて募集した160件の応募のうち59件から回答が得られ、95%のサロンが「染色に影響はない」と回答し、8割以上のサロンで炎症軽減効果が確認されたという。

白髪染めを中心とするヘアカラー需要は、今後の人口動態を見ても引き続き高い水準が見込まれる。国内では人口減少に伴い、顧客のロイヤルカスタマー化がサロン経営の重要課題となる中、同社は快適性と満足度を高める商品開発を進めていく方針だ。今後は、本原料を活用した製品の全国サロンへの流通も目指すとしている。

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タグ: 糖鎖栄養素抽出液, 美容サイエンス, 頭皮炎症

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