理美容師の死者・不明者 200人規模?
Posted on | 4月 23, 2011 | No Comments
東日本大震災・理美容関係被害状況 流失店も1000店超
東日本大震災は東北3県を中心に甚大な被害をもたらしたが、理美容業界も大きなこれまでにない大きな被害を被った。その被害の全容はいまだに不明だが、理美容ニュースでは全理連が発表した被害状況(中間報告)をもとに、試算してみた。それによると、理美容業界で、死者行方不明者になった技術者は191人、津波により流失した店舗は1013店、地震による全半壊店は824店にのぼる計算になる。
全国理容連合会(大森利夫理事長)は4月21日開いた理事会で、東日本大震災で被災した組合員状況(中間報告)を発表した。
それによると、
死者は岩手県で9名、福島県で1名、宮城県は調査中。
(宮城県では組合員家族も含めて少なくとも38名にのぼると日野恒雄理事(宮城理同組理事長)が報告)
地震により全壊した店舗は、岩手県で27店、福島県で28店、宮城県は全半壊210店、このほか千葉、栃木、長野などでも全半壊店が発生している。
津波による流失店は岩手県で128店、宮城、福島は不明。
この被害報告をもとに、一般の被害状況が、福島1・岩手2・宮城4の割合と推定されているのを踏まえ、
理容組合店・人の被害状況は東北3県で
死者 40人
津波による流失店 380店
地震による全半壊店 309店
と推計。
この数値を
厚生労働省の理容師数、美容師数、同店舗数にあてはめて理美容業界の被害状況を推計してみた。
その結果、
理容
死者 81人
流失店 444店
全半壊店 361店
美容は
死者 110人
流失店 569店
全半壊店 463店
不明者もいまだに多いことから、被害の全容が解明されるのは、まだ時間がかかりそうだが、東日本大震災が理美容業界にこれまでにない大きな被害を及ぼしたのは間違いない。
算定するにあたり使用した基礎データ。
組合員数(全理連 平成22年10月時点)
岩手県 1259
宮城県 1560
福島県 1789
以下の資料は、厚生労働省(平成22年3月末時点)
理容師数
岩手県 4003
宮城県 5954
福島県 5514
理容所数
岩手県 2666
宮城県 3196
福島県 3025
美容師数
岩手県 5080
宮城県 8492
福島県 7481
美容所数
岩手県 3102
宮城県 4210
福島県 4076
タグ: 東日本大地震, 理美容ニュース, 美容ニュース