「地域密着」と「女性活躍支援」で、美容業界を変革
Posted on | 7月 25, 2025 | No Comments
「地域密着」と「女性活躍支援」を軸に、美容業界の可能性を広げる新たな働き方とサービス価値を創造して成長しているサロンがある。広島市の株式会社アイ・スタイルだ。
株式会社アイ・スタイル(代表:堂脇裕生)は、髪質改善・縮毛矯正専門店「I・STYLE premium」フジ三篠店内に、まつ毛・眉毛施術に特化したアイサロン「エルア」の3店舗目を新たに開業した。本出店は同社の多角的美容事業の一環であり、従来の美容室ブランドや訪問美容に続く「目元美容」特化型の戦略展開である。

「エルア」の大きな特長は、国家資格保有者であれば未経験でも約2ヶ月で現場デビューできる独自の育成体制にある。従来の美容師育成ではスタイリストデビューまで平均3年を要し、その間の低賃金や残業レッスンが課題だった。一方、アイリスト兼美容師としてエルアに入れば、短期間で技術を習得し、売上を立てることが可能だ。空き時間を活用した美容師技術の習得もできる。
また、同社は主婦や子育て世代、ブランクのある女性が無理なく働ける制度設計を積極的に進めている。短時間正社員制度や日曜定休、託児支援、シフトの柔軟化といった制度を導入し、多様なライフスタイルを尊重した雇用環境を整えている。現場では、こうした取り組みにより柔軟な労働設計が実現されており、長期雇用やキャリア継続の可能性を広げている。
さらに、同社は美容室・アイビューティサロンの運営に加え、高齢者施設への訪問美容や今後開業予定のネイルサロンを含む「多角的美容プラットフォーム」の構築を進めている。これにより、スタッフは1社内で複数の職種を経験することが可能となり、キャリアチェンジも視野に入れた柔軟な働き方を提案している。これは、美容業界における雇用の質向上に貢献する取り組みといえる。
現在、スタッフの9割以上が子育て世代で構成される同社では、「無理なく、長く、美容師を続けられる環境」の実現を目指している。
同社は2029年までに、全スタッフの平均給与を42%引き上げることを目標として掲げているほか、送迎付きシッターサービスの利用率40%超、家事代行サービス利用率60%以上、ミールキット費用補助など、福利厚生面の充実も進めている。こうしたスタッフの生活と働き方を支える施策が地域から選ばれる理由の一つとなっている。
タグ: 地域密着サロン, 女性美容師支援

























