メンズ美容のノウハウをsandへ GOALDが業界横断の人材育成モデル
Posted on | 7月 9, 2025 | No Comments
メンズ美容に特化した事業を展開するGOALD JAPANと、ショート・ボブに強みを持つ急成長サロン「sand」が2025年7月7日、提携を発表した。両者は、教育と技術の共有を通じて、美容業界の枠を超えた人材育成モデルの構築を目指す。
GOALD JAPANは全国32店舗のメンズサロンを展開し、メンズ専門アカデミー「GOALD MEN’S ACADEMY」や、8,000店舗以上が導入するメンズヘアブランド「COAR」を擁するなど、サロン・教育・メーカーの三位一体による事業モデルで業界を牽引してきた。代表の中村トメ吉氏は「OCEAN TOKYO」の創設者でもあり、技術者・教育者・経営者としての多面的な実績を持つ。
一方、2017年創業のsandは、東京を中心に全国13店舗を展開。「ショートとボブといえばsand」と言われるほどの技術力と世界観で支持を集めており、令和時代の教育型サロンとして台頭。スタイリストの平均年収1,000万円超という高収益モデルも注目を集める。代表の島崎譲氏は現場を知るプロデューサー型経営者として、スタッフ一人ひとりの成長に寄り添う姿勢を貫いている。
今回の提携では、GOALDが持つメンズ技術と教育ノウハウをsand側へと伝承し、「教育者の育成」を通じたメンズ技術の内製化を進める。GOALDの教育責任者・根目沢竜也氏と、sand教育責任者・我部友希氏が連携し、業界初の実践型プログラムを設計。選抜スタイリスト6名に対する直接指導に加え、オンラインカリキュラムによる事前・事後学習も組み合わせ、体系的な教育体制を構築する。
この取り組みは単なる技術移管ではなく、サロンの垣根を越えた「教育の共創文化」を育むものであり、地域や環境に左右されない学びの機会の平準化を目指す。GOALDとsandは今後、メンズ・レディースの枠を超えた協業を通じて、美容師の可能性を広げ、業界の未来に貢献していく考えだ。
タグ: GOALD JAPAN, メンズ美容, 人材育成

























