医療・福祉の現場で活躍へ 「ソシオエステティシャン」 第14期生が修了
Posted on | 5月 21, 2025 | No Comments
一般社団法人日本エステティック協会は、CODES JAPONソシオエステティシャン養成講座第14期生の修了式を東京都内で開催した。
ソシオエステティックは、病気や高齢、依存症、社会的孤立といった困難を抱える人々に対して、エステティックを通じて心身のバランスを整え、自己肯定感の回復を促す人道的かつ社会的なアプローチであり、医療や福祉の現場での活用が進んでいる。
同講座は、フランスの養成機関CODESとの提携に基づき、2007年より日本で開始されたプログラムで、第14期は2024年7月から2025年5月にかけて実施され、全24回のオンライン・対面講義に加え、受講者が選んだ分野での現場実習を通じて、多角的な専門知識と技術を習得した。講義内容は、がんや緩和ケア、高齢者医療、障がい児支援、依存症支援など多岐にわたっており、受講者はそれぞれの社会課題に寄り添う実践的なスキルを身につけた。
今回修了した14名は、医療機関や福祉施設、支援センターなどでの実習を経て、「CODES-JAPON認定 ソシオエステティシャン資格」の取得を目指す。彼らは、美容技術だけでなく、医療・福祉・心理の知識を併せ持つ“心のケアの専門職”として、現場での貢献が期待されている。
なお、第15期講座は2025年7月開講予定で、申し込み締切は5月末。日本エステティック協会は、ソシオエステティックの理念と実践を通じて、これからも社会に必要とされる人材の育成に注力していく方針だ。
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