100万円以下の少額投資が6割超の理美容業
Posted on | 6月 1, 2024 | No Comments
日本公庫 2023年生活衛生関係営業の設備投資動向
2023年の設備投資実施件数割合は理容業15.6%(前年比-0.3%)、美容業19.7%(+4.2%)だった。コロナ禍後、美容業の投資意欲は活発になったが、理容業は停滞している。
日本政策金融公庫は2024年5月29日、2023年の生活衛生関係営業の設備投資動向を発表した。
設備投資金額は、100万円以下が理容業62.1%、美容業64.8%と6割を超えているのに対し、生活衛生業平均は44.7%で、理美容業は少額投資が多い。
理容業美容業は生活衛生業全体と比較すると、投資実績割合は少なく、また投資金額も少ないのが特徴で、2023年もこの傾向は変わらない。
設備投資の目的(複数回答)は、「補修・更新」が最多で、理容業63.1%、美容業48.4%だった。生活衛生業平均は67.9%だった。美容業は「新製品・新サービスの導入」目的の投資が35.7%あり、営業に積極的な姿勢がうかがえる。
設備投資しなかった理由(複数回答)は、「返済負担に対する懸念」が理容業56.2%、美容業50.0%と最多。2位は理容業「景気の不透明感」49.5%、美容業「事業の先行き不安」43.9%で、社会の景気動向を不安視しているようだ。
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