「スマートサロン戦略」で来期売上560億円目指す

Posted on | 2月 15, 2024 | No Comments

ミルボンは2024年2月15日、2023年12月期決算説明会をリアルとオンラインのハイブリッドで開催した。

当期連結売上高は477億62百万円（前年同期比5.6%増）、営業利益55億25百万円（同26.8%減）、経常利益55億86百万円（同28.6%減）、当期純利益40億1百万円（同28.3%減）だった。

来期は、同社の新しい美容室のあり方を目指す「ビューティプラットフォーム構想」にもとづき、リアル店舗とデジタルを融合させた「スマートサロン戦略」の浸透を加速させるとともに、カラーとアイブロウを組み合わせた、美容室ならではの髪と眉のトータルカラー提案、またオーガニックブランド（ヴィラロドラ）による大人の高価値カラーメニュー提案を推進し、506億20百万円（前期比6.0％増）の売上を目指す。なお中期目標は、2026年560億円売上を設定している。

説明会の冒頭、社長を退いた佐藤龍二会長が、在任中16年間の協力に謝辞し、これからは会長としてサポートするとあいさつ。
2023年業績は村井正浩常務が、ヘアケア関係は順調だったがヘアカラー関係が計画を下回った、と報告。ヘアケア関係は「オージュア」「グローバルミルボン」が堅調に推移し、前期比+4.9％、ヘアカラー関係は-0.8％だった。

坂下秀憲社長は、「ビューティプラットフォーム構想」実現に向けて、「スマートサロン戦略」を加速させ、2024年度末には100店舗を目指すとした。また店販のmilbon:ID登録者数を2026年には100万人にするなどの目標を掲げた。美容室クオリティの商品を一般に販売することで、美容室と同社の増収につなげる狙いがあり、同社の主軸の一つにしたいようだ。

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