1年以内の美容師離職率は3.1%
Posted on | 4月 25, 2023 | No Comments
新人美容師の1年以内の離職率は30%といわれるほど離職率の高いヘアサロン業界だが、ヘア以外も含めた美容系サロンで働く美容師のこの1年間の離職率(1年以内の美容師離職率)は3.1%だった。
直近1年間に離職した美容師を現役美容師で割った比率で、離職率は下がる傾向にある。ホットペッパービューティーアカデミー(リクルート)が2023年4月25日発表した「美容サロン就業実態調査」結果による。
調査対象業種は、美容師、ネイリスト、エステティシャン、リラクゼーションセラピスト、まつげエクステスタッフで、美容師免許保有者。n=2660。
美容師として一度就職したが離職した人の美容師離職率は46.5%で、これも下がる傾向にある。また、美容師免許を持っているが現在美容師として働いていない休眠美容師率は57.0%で、この5年間で最低だった。
(スクリーニング調査)
美容サロン従事者が働くにあたって最も重要なことは、1 位「給与」(15.3%)、2 位「働いているスタッフの人柄」(14.9%)で、この二つ要因に不満がある時に離職する可能性が高い。(n=2660)
6割近くいる休眠美容師だが、復職した美容師の「復職のきっかけ」は、「その仕事が好きだから」が1位で24.3%だった。(複数回答、n=1023)
美容の仕事が好きで美容師になった人が多いだけに、職場の良好な人間関係と給与などの待遇に満足できれば復職する美容師は増えそうだ。
<調査概要>
調査名:美容サロン就業実態調査(2023年)
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:
<スクリーニング調査>2023年1月10日~2月15日
<本調査>2023年2月1 日~2月24 日
調査対象:<スクリーニング調査>15 歳以上の男女
スクリーニング実施時点での主な職種
美容師/ネイリスト/エステティシャン(脱毛・フェイシャル・ボディ)/リラクゼーションセラピスト(整体・リンパなど)/まつげエクステスタッフ・まつげパーマスタッフ
<本調査>美容サロン従事者
2,660人回収(ヘア:1,020人/ネイル:210人/エステティック:500人/リラクゼーション:779人/アイビューティー:151人)
タグ: ホットペッパービューティーアカデミー, 就業実態調査, 美容師離職率