「フリーランス美容師のこれから」をテーマに

Posted on | 4月 20, 2023 | No Comments

第８回ＢＡ東京美容サミット
美容業界の課題を検討する「第８回ＢＡ東京美容サミット」が2023年3月24日、東京・代々木の美容会館９階ホールで、「フリーランス美容師のこれから」をテーマに開催された。

当日のパネリストは岩井大輔（ハルカホールディングス 代表取締役）、永田紘介（楽天グループ楽天ビューティ事業部ジェネラルマネージャー）、千葉智之（リクルート ホットペッパービューティーアカデミー長）、中野剛志（MIRROR BALL代表取締役）、寺村優太（株式会社スリー代表）、菊池尊（JOMELL.／ジョーメル) 代表）、SHOHEI（YouTuber、フリーランス美容師）、水島博己（社会保険労務士・行政書士）、ＢＡ東京からは金内理事長、菅谷・福島・石井の副理事長３名、村橋専務理事、大田常務理事が参加した。

金内理事長の挨拶、パネリスト紹介、フリーランス美容師の現況に関する説明のあと、前半は全国で８万人以上存在するとされる「フリーランス美容師の現状の考察」、後半は「フリーランス美容師という働き方の持続可能性について」を主題に各パネリストが討論した。

フリーランス美容師は、シェアサロンなどで働きながら美容師以外の副業も可能など、多様な働き方ができる反面、急病などの突発的なトラブルに対して、自己責任で対処しなければならないし、技術力の向上や新規の集客などは自助努力で解決しなければならない。

一方、雇用型・育成型サロンがシェアサロン・フリーランス美容師への人材流出を防ぐためには、労働環境や給与水準などを整え、サロン独自の魅力を持たなければならない、などが指摘された。

さまざまな意見を踏まえ、村橋専務理事が「ディスカッションで出た課題を共有するとともに、今後も様々な働き方が出てくると思うが、それらを注視しながら、時に柔軟性をもって対応したい」と締めくくり、久々の開催となった美容サミットを終了した。

美容サミットはこれまでに、まつ毛エクステ、美容業の生産性向上、外国人美容師、など様々な業界課題を取り上げ、課題解決への道筋て提起してきたが、今回も多様化する美容師の働き方に焦点を当て有意義な討論が展開された。

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